2016.4.30(土)
好天に恵まれた「昭和の日」の29日、
行橋市の行橋市民会館で、
国際ロータリー第2700地区インターアクト年次大会が開かれ、
今年ホスト校となった福岡県立行橋高校が参加30校を
心細やかな企画でもてなし、大成功をおさめた。
この大会は、国際ロータリー第2700地区インターアクト委員会が主催するもので、
今年は、福岡県立行橋高等学校がホスト校となって、
2700地区圏のインターアクト部を招いた。
今年のテーマは「老後破産しないために、高校時代からやるべき事」。
開会式でのあいさつで、
行橋高校インターアクト部会長
田原 美奈(たばる はるな)3年生は、
「本日は、行橋市にお越しいただきありがとうございます。
先日起こった熊本地震のため、行橋市でも震度3の地震が起こりました。
皆さんの地域ではどうでしたか?。何か被害はありませんでしたか?。
私達は、地震の多い地域に住んでいます。
地震という天災がありますが、一方では、その原因となる地殻変動や火山活動のおかげで、
温泉や風景に優れた自然に恵まれています。
私たちの先人達は、この厳しい自然に負けず、天災を克服してきました。
そのような、厳しい自然を克服する知恵と、何物にも負けない強い気持ちを持ち続けた
日本人を私は誇りに思います。
防災の基本と言われるのは、まず、自分を守ること、すなわち、自助です。
しかし、自分で出来る事には限界があります。自分や小さな共助である家族だけでなく、
町内会や自治会などの小さな地域コミュニティ単位で、防災に対して助け合う体制を
構築する事や災害発生時に実際に助け合うこと、それを共助と言います。
これからは、この共助が重要になると思います。
皆さん、自分にできる範囲で、お互い協力しましょう。その意味で、ボランティア活動は共助の
具体的な形だと思います。これからも、ボランティア活動を行うことを全員で確認し、
開会の挨拶としたいと思います(全文)」と述べ、
会場は、共感と感動の大きな拍手に包まれた。
インターアクト部とは、ロータリークラブが推進する青少年育成のために組織したボランティアを主とする高校の部活。
<参考までに>
インターアクトの目的は、奉仕と国際理解に貢献する世界的友好精神の中で相共に活動する機会を
青少年に提供することにある。(インターアクト年次大会プログラムより抜粋)
海外短期研修参加者によるアトラクション。
他にも、演題「老人漂流社会〜京築地区は老人社会待ったなし〜」の対話型講演会、
「おしぼり人形によるコミュニケーション作り」等が盛り込まれ、
インターアクト年次大会は閉会した。